エリェナ パァヴロヴァ顕彰会会長 牧 阿佐美
エリェナ パァヴロヴァ顕彰会が2011年4月に再結成いたしました。
パァヴロヴァ先生の没後70年にあたる年に、島田廣先生の下に関係有志が集まり、新たに顕彰会の体制を整え直して活動が再開できましたことを大変嬉しく存じます。
またこの度の活動再開にあたりましては、新たに多くの皆様にご参加をいただきまして、心より御礼を申し上げます。
顕彰会の始まりは昭和59年、服部智恵子先生、島田廣先生のご発意によって、鎌倉七里ガ浜のパヴロバ・バレエスクール跡地を日本バレエ発祥の地と定め、そこにパァヴロヴァ先生を顕彰する記念碑を建立することを目的に組織されました。顕彰碑の建立には、パァヴロヴァ門下生や全国の舞踊家を始め多くの関係者のご協力をいただきまして、昭和61年12月に完成し除幕式が行われました。
現在、碑は鎌倉市に寄贈され、大切に保管いただいております。顕彰会は初代会長の服部先生の没後、島田先生が会長を引き継いで参りましたが、発足から25年を経て、パァヴロヴァ先生に直接薫陶をうけられた方々や顕彰会を構成していた方々の多くが物故者となられました。
新たな顕彰会の活動におきましては、これまでに諸先生方が示されたパァヴロヴァ先生顕彰の志を引き継いで参りますとともに、エリェナ パァヴロヴァの研究者であります川島京子さんが事務局長を務め、日本のバレエに大きな役目を果たしたパァヴロヴァ先生の資料収集、研究、功績の周知活動を進めて参りたいと存じております。
どうぞ皆様のご協力、ご支援を賜りたくよろしくお願いを申し上げます。