2012年度活動報告 Toggle


 

・5月3日
会報第2号発行

・5月13日
エリェナ パァヴロヴァ墓参 横浜外人墓地にて

・12月14-16日
「ナデジダ・パヴロバ没後30周年記念回顧展」 会場:ギャラリーB(鎌倉市雪ノ下) 共催:鎌倉市

・12月15日
鎌倉市川喜多映画記念館主催「第一回鎌倉シネサロン『日本バレエ発祥の地・鎌倉~パヴロバ・バレエスクールを振り返って』」協力

・2012年3月19-5月15日
「バレエの使者エリェナ―日本バレエの母はロシア人―」モスクワソルジェニーツィン記念亡命ロシア人研究センター、国際交流基金モスクワ支局

≪ご寄贈資料の報告≫
①4月28日  野呂修平先生より、パァヴロヴァ関係写真12枚
②6月14日  安藤紘平監督より、ナデジダ・パァヴロヴァ主演映画≪ワルツ≫フィルム
③7月3日    日本音楽学校橋爪弥生様より、パァヴロヴァ関係写真ガラス原版100枚
④12月14日  安本えつ子様より、パァヴロヴァ関係写真602枚

◆「ナデジダ・パヴロバ没後30周年記念回顧展」
エリェナ先生の妹ナデジダ先生の没後30年にあたり、ナデジダ先生の功績とバレエスクールの建物(1986年解体)に焦点を当て、回顧展を開催しました。ナデジダの直弟子の皆様や関係者より多くの資料提供を受け、約200点もの資料が展示されました。会場には、直弟子の皆様やご家族の皆様、バレエスクールの建物を懐かしむ多くの方がご来場下さり、大盛会となりました。開催にご尽力下さった鎌倉パヴロバ会の皆様に深くお礼申し上げます。
また、会期中、鎌倉市川喜多映画記念館では、「日本バレエ発祥の地・鎌倉~パヴロバ・バレエスクールを振り返って」が開催されました。1975年にナデジダ・パヴロバ主演短編映画≪ワルツ≫を制作なさった安藤紘平監督にお越しいただき、特別上映会と撮影のエピソードをお話いただきました。また、現在、鎌倉の新名所として残る七里ガ浜の「エリアナ・パブロバ顕彰碑」をご設計になった、児島学敏先生のご講演「ロシア窓の記憶」も行われ、顕彰碑設立に至る経緯や、顕彰碑に隠された秘話をお話いただきました。こちらも前売りチケットが一週間で完売という大盛況ぶりとなりました。
最終日には、横浜外国人墓地で、ナデジダ先生の没後30年パ二ヒダがしめやかに行われました。お花料、弔慰金をお届け下さった、安本えつ子先生、木村いづみ先生、原弥栄子様 、ヴィノグラドフの会斎藤敬子様 に深くお礼申し上げます。

回顧展の様子

回顧展の様子

撮影中の安藤監督とナデジダ

撮影中の安藤監督とナデジダ

映画≪ワルツ≫の中のナデジダ先生

映画≪ワルツ≫の中のナデジダ先生

講演会を終えて(左から安藤紘平監督、奥様の安藤千賀子様、藤田彰彦先生、岩井素子先生、児島学敏先生、下は川島京子)

講演会を終えて(左から安藤紘平監督、奥様の安藤千賀子様、藤田彰彦先生、岩井素子先生、児島学敏先生、下は川島京子)

 

◆「バレエの使者エリェナ―日本バレエの母はロシア人―」 (モスクワ)
この度、モスクワにあるソルジェニーツィン記念亡命ロシア人研究センターにおいて『バレエの使者エリェナ―日本バレエの母はロシア人―』展 が開催されました。昨今、ロシアでは、1917年のロシア革命で国外に亡命しながらも、亡命先で重要な役割を果たした白系ロシア人達の功績を見直す研究が盛んであり、今回はその一人として、エリェナ先生の偉業を広く祖国に知らせるべく企画されたものです。エリェナ先生の功績は日本国内には広く知られていますが、今回、祖国に初めて紹介されたことになります。展示会は、研究センター内展示大ホール(110㎡)という広いスペースでの開催となりました。3月19日に行われた開会式では、約60名の方が参加される中、所長より、エリェナ女史の功績を正当に評価し長く遺品保存と顕彰活動を続けてくれている鎌倉市及び顕彰会への、温かいお礼のご挨拶を頂戴しました。日本側からも、開催のお礼と鎌倉市長よりお預かりしたメッセージを読み上げました。
なお、この会をご覧になった国際交流基金モスクワ支局のお申し出で、引き続き、会場を国際交流基金モスクワ支局に移し、5月15日まで延長されることになりました。
ロシアへの里帰りを夢見ていたパァヴロヴァ一家の夢が約100年ぶりに実現したことになります。

開会式の様子

開会式の様子

遺品展の様子

遺品展の様子

モスクワでのポスター

モスクワでのポスター